2004年04月

新宿にある給水塔

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 置き去りにされたようだけれど
 ちからづよい給水塔

 わきにひかえる桜だけが
 季節をかぞえているよう

洗面所の花

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  見るもよし
   見ざるもよし

アメリカをデザインした男

ijj4er6p.JPG ラッキー・ストライクに関しては、なぜか変な噂を耳にする。

 「発癌率がもっとも高いタバコ」とか、「原爆を投下したときに兵士が発したコトバを名称にした」とか。

 後者の話は、はじめに聞いたときは「ほんとだったら、なんて野郎だ」と憤慨したけれど、このタバコは第二次大戦以前から存在しているものなのでウソ。

 そういえば、原爆を投下したパイロットは再度上空を飛行、爆撃後の状況確認をするが、自分がついさっき行なったことの、その結果の凄惨さに衝撃を受け、精神を病んでしまったと聞いたことがある。

 「ラッキー・ストライク」とは、ゴールド・ラッシュの頃の金鉱を掘り当てたときのキメの言葉、というのが本当のところらしい。


 今、ラッキー・ストライクの復刻版が出ている。
 なにやら昔の製法のレシピがでてきて、それに忠実に従って生産、パッケージも同じにしたそうだ。(両切りではなくフィルターはつけている)

 緑が1918年、アイボリーが1942年のもの。

 これについてもどこかで読んだ記憶がある。
 ときは戦争中。
 戦争といえば、ものすごく物資を消費する。軍関係のものを迷彩色に塗色するため、緑の塗料はそちらに優先させられ、市場で品薄になった。
 そこでパッケージの色を緑から変えてみたら、爆発的に売り上げが伸びた、と。

 (それらしい本をいろいろ読み返したけど、この話は結局見つけられず、ちょっぴり自信がなくなった。)

 この、色を変えたときのデザインをしたのがレイモンド・ローウィという人物。
 ローウィーは「口紅から機関車まで」とか「アメリカを作った男」とか言われている。

 誰もが知っているところだと、シェル石油のロゴマーク、ナビスコのロゴマークと商品パッケージなども彼のデザインしたもの。

 日本でも、不二家のロゴマークや、1952年発売の「ピース」のデザインをしている。
 ピースは1920年に第一次大戦の終結記念で作られたタバコだが、ローウィーデザインにしたら売り上げは3.5倍になったそうだ。

 現在、たばこと塩の博物館にてローウィーの展覧会が開かれている。



20世紀デザインの旗手 レイモンド・ローウィ 2004年3月13日(土)- 5月16日(日)
http://www.jti.co.jp/Culture/museum/event/index.html

H.D.ソロー『森の生活』より

現代の発明は、いつもわれわれの注意を大切な事柄から逸らしてしまうきれいなおもちゃだ。こうしたものは、改善されない目的を達成するための改善された手段にすぎない。

ヘルマン・ヘッセ『あやめ』より

 地上の現象はすべて一つの比喩である。すべての比喩は、魂が、用意さえできていれば、そこを通って世界の内部へはいることのできる開いた門である。その内部へ行けば、君もぼくも昼も夜も、すべて一体なのである。どんな人でも、一生のうちに、ここかしこでその開かれた門に行きあたる。どんな人でも、いつかは、目に見えるものはすべて一つの比喩であり、この比喩の奥に精神と永遠の生命が宿っている、という考えを起こす。もちろん、この門を通っていき、奥深いものを現実にほのかに感じて、美しい仮象を放棄する人は、少数である。
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