2003年10月

アラン『幸福論』から

 悲観主義は気分に属し、楽観主義は意志に属する。
(中略)
 あらゆる幸福は意志と抑制によるものである。どんな場合にも、理屈は奴隷である。気分というものは驚くべき体系を組み立てるもので、その拡大されたものが狂人たちにみられる。

芽がでた

t19yqnjt.JPG はつかだいこんの芽がでた。
 長いこと袋にはいっていて生きてる感がないあのツブツブが、土にまいて水をやるとぐんぐん芽をだしてきた。不思議な感じがする。
 

たまご

o2d5a9wc.JPG 仕事あけ。学校の編集デザインの講義で泉麻人さんが講師だというので、行ってみることにする。夜まで時間があるので、まず表参道のSee More Grassに行き、玄米カレーを注文して展示中の絵を見た。グリム童話を題材にした絵で、かわいいながらもヨーロッパの森の暗さが出ていていい作品だった。
 新宿に向かい本屋を何軒かまわったあと、ハルクでフェールラーベンのカタログをもらう。
 講義のあと、Kさんおすすめのオムライスを出す喫茶店に行く。カフェでなくまさに喫茶店。オムライスの概念を崩された。ライスの上にのったタマゴの真ん中にスプーンを入れると、ふわっと両側に開く。そのタマゴがまたおいしい。
 コーヒーとオムライス、どっちが売りなのだろう。でも喫茶店のオムライスというところが、穴場的でいいのかな。

ぐんぐん芽をだせ

txshmed6.JPG 今頃は岩手の花巻にいるはずだった。
 昨日の夜にバスで発って、今日一日で花巻をめぐり、日曜に各駅停車の旅で帰る手はずだったのだ。
 それがバスが満席。まさかそんなに混んでいるとは。

 しかたないので、せめて今日は宮澤賢治を偲ぶ日にする。
 昨日ホームセンターで買った種を蒔く。
 れんげとストロベリーリーチという花二種と、万能ネギとはつかだいこんの野菜二種。野菜の方はすぐに実るものを選んだ。

夢のはなし

cl936n36.JPG 真っ白なクマと話しをしていた。

 話しの合間に、「それで白クマさんさぁ、…」と言いかけると白クマは、いやいやオレはクマじゃないよ、という。

 「オレはパンダだよ。」

 なんと、歳をとって白髪になったパンダなのだそうだ。

 じゃあ黒クマもそうなるの?と尋ねると、

 「それはちがう。」

 真っ白なパンダはきっぱりと言いきった。


 こんな夢を見たという。もしかしたらどこかで読んだか聞いたかした話で、それが夢になったのかも知れない、と話していたが、この際それは問題ではない。

 白クマパンダと会話をかわしていても、驚愕するでも疑問に思うでもなくこなしてしまっている。夢のなかではかくも自由自在になれているのだ。

 空を飛ぼうとして半ばそれを果たしながら、太陽の熱で翼がこわれ墜落したイカロスの伝説。大空への人類の夢はかなり昔からのものらしい。それでもライト兄弟が成功するまでは、彼らの夢を馬鹿な話とする人も多かったのではないか。

 ジュール・ヴェルヌが『海底二万マイル』を著したことが潜水艇の発明へつながり、カレル・チャペックの『ロボット』は、機械に二足歩行をさせ人工知能を与えようとする現在の開発へと導いている。

 夢や想像というのは侮ってはいけない。
国際会議の会場で、各国の代表とともに白クマやパンダ、サルやイヌ、カタツムリからナメクジまでが一堂に会する日も訪れるかもしれない。

 科学が生活を便利にする一方で、人間はその力を制御できずに自分たちの首をしめている。せめて戦争を起こさないヒトになっていないと、ほかの生きものと対話をするときに恥ずかしい。
 
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